この内容は、YouTubeの「栄養チャンネル信長」から抜粋、加筆して作成しています。詳しい内容を知りたい方は、上記のYouTubeをご覧になってください。
先日、人間ドックに行ってきました。結果は、60歳の男性であれば、これくらいの結果ではないか、というような内容でした。ですが、もう1歩進んで、自分の栄養状態がどれくらいであるのか確認するため、YouTubeを参考に読み解いてみることにします。
今回の血液検査の判断は、病気の診断ではなく、あくまでも栄養状態の推定とのことですので、ご注意ください。なお、この内容にアドバイスなどがあれば、コメント欄にご指摘をお願いします。
ASTとALTからわかる ビタミンB6不足 と 脂肪肝
ASTは肝細胞や赤血球、心筋、骨格筋などに分布する酵素です。
ALTは肝細胞の分布がほとんどの酵素です。
いずれも肝臓等に何らかのダメージが加わって細胞が破壊されると、血液中にASTとALTが大量に放出され、血中濃度が上昇します。
ASTとALTの基準値は、1~30IU/I。
理想値は両方ともに、20IU/Iです。
栄養状態の判別式は、
(AST ― ALT)>2・・・ビタミンB6が不足の可能性
(ALT ― AST)>2・・・脂肪肝の可能性
ASTもALTもタンパク質の合成にビタミンB6が必要です。ALTは肝臓以外の細胞に分布し、タンパク質の合成に関与していますが、その半減期は17時間。一方、ALTの半減期は87時間です。
そのため、半減期が短いASTの方が、ビタミンB6不足の影響を受けやすいため、ASTの方が、ALTよりも2以上高ければ、ビタミンB6不足と推測できるそうです。
私の血液検査結果は、ASTが38(高い)、ALTが32(高い)であるため、上記の判別式からいえば、「ビタミンB6不足の可能性」となりました。
私の場合、ジョギングや筋トレを息が切れるほどの強度で、ほぼ毎日行っています。そのため、野菜を意識して食べるようにしていますが、サプリメントまでは摂っていませんので、ビタミンB6不足になっているのかもしれません。
それ以外には、2年以上禁酒をしていますが、禁酒をすると不思議なことにお菓子が大好きになりました。そのため、お菓子をよく食べています。特に週末は、菓子パンをドカ食いしてしまってます。(もちろん、何とかしなければ・・・という気持ちを持っています)両方の数値が高いのは、これが原因かもしれません。
また、ビタミンB6は、タンパク質代謝に関与しています。ハッピーホルモンのセロトニンや、やる気ホルモンのドーパミン、リラックスのGABAの合成にも、ビタミンB6が必要です。ウツっぽい人はビタミンB6不足の可能性があります。