ロードバイクのクランクがガタついていました。具体的な症状は、クランクを手で押すと、かすかにカタカタと動くこと。
しかし、乗っていると全然違和感はありません。普段と全く変わらないのです。それなのに、クランクがガタつくとは・・・。直感的にねじの緩みだと思っていました。
クランクのねじの緩みではなかった
原因が分からず、自転車屋さんに尋ねてみると、
「たぶん、原因は2つある。1つはクランクのねじが緩んでいること。2つ目はボトムブラケット内にあるベアリングが破損していることじゃないかな」
とのことでした。
「ベアリングは滅多に破損しないだろう。まずは、クランクの増す締めからだ」と考え、クランクのねじを増す締めをしました。が、結果は変わりません。
次に、想定される原因であるボトムブラケットの破損を調べることにします。
クランクが外れない!
まず、左側のクランクのアームを取り外し、チェーンを外して、いよいよクランクの取り外しです。・・・・しかし、クランクは外れません!
YouTubeの作業動画では、簡単にクランクを取り外していましたが・・
そこで自転車屋さんに再び尋ねると、「クランクが外れない時は、プラスチックハンマーで叩く。もう、ビックリするぐらいガンガンと叩かなければ外れないよ」とのアドバイス。
そこで、布を当ててプラスチックハンマーで叩いても、外れませんでした。次に、車止めに使っている角材を持ってガンガン叩くと、少しずつズレてきます。
そしてやっと、外すことができました。
ボトムブラケットを外してみると、左側のベアリングがゴリゴリしています。
原因は、ボトムブラケット内にあるベアリングの破損でした
運転時にボトムブラケット付近からゴリゴリした感覚がなく、比較的スムーズにペダルを漕げたのは、もう片方のベアリングが正常に作動していたからでしょう。
次からは、クランクのガタつきの段階で、ベアリングの破損を疑うことにします。
だいぶ汚れていますね。購入してから5年。
往復24㎞の通勤に使っていたので、3万キロ弱の走行です。
ボトムブラケット周りは整備をしていなかったため、ねじの緩みだろうと思っていました。まさか、ベアリングが破損するとは思っていませんでした。しかし、今回は良い体験をしたと思っています。ベアリングの破損の感覚が分かったのですから。
早速部品の注文です。ボトムブラケットはもとより、フロントギヤも注文です。プラスチックハンマーで叩いてクランクを出すとき、フロントギヤを叩いて曲げてしまったのです。これも、いい勉強になりました。